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Weekly Report |Week of 1, October

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注目トピック

市況・投資領域

Bakkt、ビットコイン先物をローンチ

  • アメリカICEの子会社であるBakktが、23日にビットコイン先物をローンチしました。初日の取引量は71BTCとなっています。
  • Bakktはこれまで、1年以上かけて規制をクリアしてきており、今後に期待ができると役員は楽観視しています。先物は、現物引き渡しとなっているという点に特徴があります。

ビットコイン、一時8,000ドル割れ

  • ビットコイン価格は急落を見せ、一時は8,000ドルを下回りました
  • ETHやXRPなど他のアルトコインも大きく下落し、全体的な弱気相場となっています。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と野村ホールディングスがセキュリタイズに出資

  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と野村ホールディングスが米セキュリタイズ(Securitize)に出資すると発表しました
  • 日本からは、他にKDDIや三井不動産などのコーポレートベンチャーキャピタル、グローバル・ブレインなどが出資しています。海外ではサンタンデール銀行なども名を連ねています。
  • セキュリタイズはイーサリアムやテゾスを利用し、証券のデジタル発行と運用を担っています。日本でも法改正に伴ってデジタル証券関連の規制が明確になるため、今後に期待されている分野です。

政治・規制領域

LedgerX、CFTCに申し立て

  • 仮想通貨のデリバティブ取引所であるLedgerXの役員は、アメリカCFTCに不公平な扱いを受けたとして申し立てをしていることが分かりました
  • ライバルであるBakktを優先させたとLedgerXは主張しています。

アメリカ下院で、FinCENによる金融犯罪への技術活用法案が通過

  • アメリカ下院で、金融犯罪ネットワーク(FinCEN)がブロックチェーンを含む「革新的技術」の活用法を研究することを可能にする法案が通過しました
  • AIやデジタルID、ブロックチェーンなどが「革新的技術」には含まれており、法案はこれらを活用したマネー・ロンダリングの防止を目指しています。

ビジネス・事業領域

ダイムラー、マルコ・ポーロを利用した取引を行う

  • 自動車メーカーのダイムラー(Daimler)は、ブロックチェーンを利用した貿易金融プラットフォーム「マルコ・ポーロ(Marco Polo)を利用した取引を実行しました。マルコ・ポーロはR3のブロックチェーンコルダ(Corda)上に構築されています。
  • 自動車部品を製造する企業「デュール(Dürr)」、バーデン=ヴュルテンベルク州立銀行 (Landesbank Baden-Württemberg (LBBW)と、決済に必要なデータ処理を行いました。
  • 今後、ブロックチェーンを利用したトレードファイナンスがデファクト・スタンダードとなっていくことが予想されます。

ビットメイン、マイニング用のマッチングプラットフォームを発表

  • マイニングハードウェアを製造するビットメイン(Bitmain)は、マイニングマシンの所有者とマイニングファームの所有者をマッチングするプラットフォーム作成の計画を発表しました
  • 計画は「World Digital Mining Map」と名付けられ、10月にローンチされる予定です。より良い環境でマイニングを行いたい人を効率的にサポートすることができるとしています。

社会領域

アメリカNBA、選手がSTOを行うことを禁止

  • NBAは、所属するバスケットボール選手のSpencer Dinwiddieに対して、年俸契約をトークン化することは、規約に反するため行えないと通達しました
  • Dinwiddieは、「DREAM Fan Shares」というサービスを利用して、イーサリアム上で自分の年俸契約をトークン化し、購入した人々に分配しようとしていました。
  • Dinwiddieは、Twitterでこの決定に不服の意を表明しています。

プロトコル・技術領域

Xpring、XRP上でDeFiを構築するための買収を行う

  • リップル社(Ripple)の投資部門であるスプリング(Xpring)は、ロゴスネットワーク(Logos Network)を買収しました
  • XRPブロックチェーン上でローンや先物などのDeFiを構築するための最初の一歩と見られています。
  • 現在DeFiの多くがイーサリアム上のプロジェクトとなっています。XRPでDeFiが開発されると、大きなインパクトを与えると考えられます。

ファイルコイン、ローンチの予定を発表

  • ブロックチェーンを利用したデータストレージネットワークを提供するファイルコイン(Filecoin)は、テストネットとメインネットローンチの予定を発表しました
  • テストネットは12月、メインネットは2020年の3月に予定されています。
  • ファイルコインは、2017年にSAFTで資金調達を行い、270億円以上の金額を調達しました。投資家の期待に答えるものとなるか、注目が集まっています。

その他のトピック

市況・投資領域

  • ベンチャーキャピタルのワンコンファメーション(1confirmation)は、仮想通貨スタートアップの投資のため新たに約50億円のファンドを発表しました。既に同社はテンダーミント(Tendemint)やオープンシー(OpenSea)などのブロックチェーン企業に幅広く投資を行っています。
  • 仮想通貨取引所のバイナンス(Binance)は、ステーキングサービスを開始しました。XLM、NEO、ONTなど8つの通貨に対応しています。

政治・規制領域

  • ロシアでは、仮想通貨のマイナーに資産税を課す法案が提出されようとしています。金銭や宝石を見つけるのと同等に扱うべきであると法案では提案されているとのことです。
  • ウクライナでは、仮想通貨を合法化する計画が立ち上がっています。現在ウクライナでは仮想通貨はグレーゾーンとなっています。

ビジネス・事業領域

  • ライトニング・ネットワークを利用して小売店で支払いを行えるアプリ「フォールド(Fold)」が、最初の資金調達を終え、法定通貨での支払い機能をアプリに追加しました。10月にはモバイル版をリリース予定とのことです。
  • LINEの仮想通貨取引サービス「BITMAX」がiPhoneに対応しました。iPhoneユーザーの気軽な仮想通貨参入を促すと見られます。
  • 世界最大の保険ブローカー「マーシュ・アンド・マクレナン(Marsh & McLennan)」は、仮想通貨カストディアン「ノックス(KNØX)」向けに、最大で保有資産の全額を補償する保険の提供を発表しました。現在、仮想通貨保険の最大の補償額はコインベースの約270億円となっています。

社会領域

  • 仮想通貨取引所のバイナンス(Binance)は、イギリスで50億円以上をだまし取ったフィッシング詐欺の捜査に協力していることがわかりました

プロトコル・技術領域

  • Zcashにバグが見つかり、フルノードのIPアドレスが漏れてしまう可能性が指摘されています。詳細はまだ公表されていません。
  • 8月に見つかっていた、Lightning Networkの深刻なバグが修正されたとの発表がありました。ペイメントチャネルを開きながら、デポジットを避けるような攻撃が可能となっていたとのことです。